松山千春

僕が、ギターを弾き始めたのは彼の影響だ。

出会ったのは中学時代。友人と二人でどっぷりとはまり込んでいく。

そして、高校時代に出会った友人が、僕とギターを引き合わせる。

たった６本の弦を指で押さえることによって、何かを表現できた。

だけど、最初のころは音にならない。歌にならない。

歌詞だけが先を行く。

やがて、６本の弦と自分の声がひとつになり、形になっていく。

初めて、人前で歌ったのは、何だったろう。思い出した、いや

思い出せない。だけど、松山千春であったことは間違いない。

１月２５日。３５年前、彼がデビューした日である。

そうだ、この歌に惚れて、憧れてギターを始めたのだ。

『旅立ち』　この歌がすべての始まりだ。

やはり今夜もギターを抱えてみよう・・・。